中医学とトリガーポイント

前章で紹介しましたが、世界的な中医学の名医であった温雪楓博士は、中医学と西洋医学の両方の臨床と研究を生涯にわたって実施して世界中で近代医学からの見はなされた難病患者を助けてきました。

 

温博士いわく「近代医学も未だ進歩の途上であり、実際の人間の身体での証明が不十分である。機械的な健診データから病状の一部だけを診るだけの{木を見て森を見ず}の感が絶えない。今のところ未熟な医療を言わざるを得ない。」

 

 

 

「今後は実験や試験データと実際の人間の身体に出てくる症状を深く研究した上で確認すべ気ではないか。」・・・と言っています。

 

温博士は、口頭で言うだけでなく実際の自分の患者や弟子たちの患者たちの皮膚や脈診、触診、問診などを駆使して肉体上に現れる複雑な症状の一つ一つを写真やカルテに納めて、それらをデータ化して近代医学の健診データの心電図や血液検査、尿検査、レントゲンなどの結果と比較して研究を重ねておりました。

 

その長い研究の結果として、患者と対面するだけで何も聞かないでも的確に病状を診断できました。

 

しかも近代医学の健診結果とも一致しておりましたし、健診データ以上に全身から来る深い診断を下した上で的確な処方箋と治療法を施して難病に対峙しておりました。

 

 

 

残念ながら温博士は無くなっておりますが、もしトリガーポイントについて質問する事が出来れば、整体医療にも深い造詣のあった博士ですしたので、トリガーポイントについても「皮下組織の策状の症状」を研究していた博士ですので深い意見が聞けた事でしょう。

 

中医学は基本的に人の身体を大宇宙の中の小宇宙ととらえて四季などの季節変化や大自然にある見られる変化を観察しながら診断と鍼灸や漢方薬の処方を行う事を、実際の人の身体で数千年の歴史にわたって実験してきた結果から導き出したもので有ります。

 

温博士の深い知識と技術は13代も受け継がれた一子相伝の医学知識と近代医学の相対的な研究の結果生まれたものであったと考えられます。

 

その意味では、整体治療もカイロプラクティックもトリガーポイントに現れてくる症状と実際の病状との研究を今後も積み重ねてしっかりしたデータを作るべきと考えます。